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福音のいやし
貧しい人、心痛めつけられた人と共に
救い
人は努力に努力を重ねる。真面目に清らかに生きる。でも、決して聖くはなれない。汚れたままで、一生苦しんで生きる宿命にある。
ところが、身代わりの犠牲が献げられたという。その死によって、今では誰もが苦悶(意味の牢獄)から救われるそうな。
救いの儀式はすでに終えられた。恵みは一方的で、ぜんぶ無料。痛ましい犠牲によって浄められて、真っ新な状態に。生きていることが恵み。もう、汚れのことで苦しむことも悩むこともない。私たちは何もしなくて良い。したいことが自ずとわいてくる。すっきりして喜んで生きて良いなんて、何と有り難いことでしょう!
苦悩は聖なる真実でした。聖なるもの(ヌミノーゼ)と触れて、特別なパワーを与えられ、生き方を転換させられ、蘇らされる。
血清動物
その動物は出産したことのない健康な若い雌が選ばれるという。彼女は体内に毒を注入される。致死量を少し下回るので、死にはしない。けれど、死の一歩手前の苦しみにのたうちまわる。生き延びた時、体には抗体が出来る。
そして、彼女は血を抜かれる、最後の一滴まで。当然、死んでしまう。でも、彼女の残した血は血清として多くの生き物を死から救う。
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